我無ちゃんねる～ニュースなび～

5月の輸出が2009年のグローバル金融危機以降初めて二桁（10.9％）の減少率を示すなど、
韓国の輸出が「下り坂」に入ったのは、景気循環サイクルに伴う一時的不振ではなく、
構造的な問題に直面しているたからだという分析が出ている。1960年代以降、
50年以上輸出を経済成長の主力にしてきたが、産業構造、世界的な景気、業界トレンドな
ど輸出環境の変化に対する対策がなく、限界が来ているという指摘だ。

1日、産業研究院の最近の分析結果によると、韓国の年平均輸出増加率は
2000～2008年の11.9％から2011から2014年で1％に急落した。最近3年間の
輸出増加率は名目と実質の両方が1970年以来の最低値に落ちた。

1962年の経済開発5カ年計画元年にはじめた韓国の輸出政策は、
半世紀以上続いてき世界7位の飛躍を牽引するなど、これまで韓国経済の支えになってきた。
繊維衣類など軽工業萎縮と賃金の引き上げなどに輸出限界にぶつかった状況で
「重化学工業化宣言（1973年1月12日、朴正煕大統領の年頭記者会見）」は、国の内外の激しい反対の中で出てきた果敢な決断と評価される。

世界銀行（IBRD）と国際通貨基金（IMF）が「韓国は低賃金の利点を生かして、
労働集約的な軽工業製品を作らなければならない」としたためである。

しかしその後、政府が輸出環境の変化に対応して産業政策をとらなかった。
専門家は、韓国が40年の間重化学工業に焦点を当てている間に、新興国に足首を掴まれ
、画期的なだった情報技術（IT）分野も既に他の国の追撃圏内に置かれたと判断している。
市場の変化を無視したまま、同じ商品を同じ市場で売ることに終始し、限界に直面したということだ。

韓国がもたもたしているあいだに、中国はすぐ下まで追いついてきた。日本は「アベノミクス」による
円安効果で製品の輸出に翼がついた。国内企業は採算性を理由に工場を続けざまに海外に移している。
韓国の主力輸出品である自動車の場合、海外生産比率が50％に達し、携帯電話は80％を超えた。

仁荷経済学教授は「過去20年間、韓国は中国市場に安住し、欧州連合（EU）など先進国市場の攻略を怠った」
と指摘した。彼は「3年前までは海外Uターン企業を支援する汎政府の努力が行わていたが、今は政策の一貫性がなくて残念だ」と批判した。

過去に日本の輸出が歩んだ道を踏襲しているという分析も出ている。1990年代には韓国が日本を、
2000年代には、中国が韓国の市場を奪っていったということだ。
オジョングン財政学教授は「今のエネルギー多消費型、重厚長大型産業的には、
もはや中国に対抗する競争力がない」とし「既存の産業は、先端化させて、
高付加価値の知識サービス産業を輸出しなければならない」と強調した。

引用：http://goo.gl/ETM16T

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