我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

世界が注目する日本のスポーツカー、新型『トヨタ・スープラ』。

今回は、海外メディアによる新型『トヨタ・スープラ』のプロトタイプのレビューの翻訳と、それに対しての海外の反応をご紹介します。

■トヨタ・スープラ 2019年モデル、ポルシェ・ケイマンのライバルのプロトタイプの実車レビュー

新型スープラの車内へようこそ。

長年待たされたが、ついにこうしてプロトタイプを試乗することができました。

本当に興奮します！

さて、何がお伝えできるかというと、まず何よりこの車が実際に製造/販売されるまでにはまだ9か月、あるいはもう少し時間がかかるということです。。

そのため詳細は、例えば馬力や車重の具体的な数字はまだ公表されていません。というかかなりの部分において詳細はまだ不明なままです。

最終的な完成車が披露されるのは、来年1月にデトロイトで行われるオートショーになるでしょう。

まぁ、今までの情報を含めて簡潔に言ってしまえば、この新型トヨタ・スープラは、BMWとの共同開発車であり、BMWの新型Z4と基本プラットフォームを共有しています。

ですが、両社はドライビングという観点において、それぞれ独自のものを追求するとしているということです。

開発費を抑えつつも、いかにして独自のカラーを持たせるか、どこまで共有すればいいのかを開発者らが必死に考え抜いた結果がここにある一台というわけです。

そしてこの新型は "スープラと名乗るならこうでなくてはならない" というところの最低限は抑えています。

3リッター6気筒のフロントエンジン、そして後輪駆動。

ただしトランスミッションに関してはZF製パドルシフト付き8速ATとなっており、おそらくマニュアルトランスミッションは提供されないでしょう。

トヨタが公表した、数少ない具体的な数値の一つである、前後重量バランスは50:50、こちらは素直に喜べる情報です。

リミテッド・スリップ・デフ（LSD）も当然のことながら搭載されています。

またこれも言っておいた方がいいでしょう。

この車の開発を指揮した人物はあのトヨタ86のチーフエンジニアです。

あの車の優れたハンドリング性能を考慮すれば、期待ができるというものです。

まず乗り込んだ時に感じたのは、ところどころ布で覆われ隠されていたにもかかわらず、インテリアが明らかに、BMW寄りのものになっているという事です。

ステアリングホイール後方のレバー類も、シフトレバーもドライビングポジションも、他のBMW車に見られるものになっています。

ステアリングホイール自体は、BMWのものよりも若干細めの作りになっています。

今はレーストラックで走っていますが、一般道でもこの車を走らせてみました。

乗る者を引き付ける走りをしつつも、とてもスムーズな乗り心地で日常的に使える快適なスポーツクーペといった印象でした。

BMW・M4と同じサイズのタイヤを履いているにもかかわらず、そちらよりも乗り心地が良いのです。

ライバルとなり得る車はポルシェ・ケイマン、アルピーヌA110、そしておそらくBMW・M2といったところですが、この新型スープラを開発するにあたり、トヨタが一般道での使用に特に注力したと語るように、高速道路でも街中でもそれらのライバルよりも成熟した乗り心地を提供しています。

エンジンもとてもスムーズで素晴らしいです。

馬力に関しては、まだ具体的な数字は発表されていませんが、運転してみた感覚では330〜350馬力ほどに感じます。

パワーバンド、エンジンが得意とする回転域は、とても広く6気筒であるため回転数の上昇も非常に滑らかです。

また、スポーツモードにするとサスペンションダンパーがより硬めに、ステアリングホイールもより重めになり、 スロットルレスポンスはより反応が良くなります。

まだ調整の余地があると、トヨタが語るかなり太めのマフラーエンドの内側にあるフラップも解放され、中々にいい音を奏でてくれます。

車重に関しては、1500kg前後になると言われていましたが、実際そのように感じます。

トヨタが公表した数少ない、具体的な詳細の一つにこの車の重心の低さがあります。

興味深いことに、あのボクスターエンジン、低重心に寄与することで知られる水平対向エンジンを搭載したトヨタ86よりも、重心は低くなっているといいます。

エンジン・シャシー・電子部品などを取り付けて、車両とするためのベースとなっているボディシェルには、カーボンファイバー素材は使われず、スチールとアルミニウムで造られているがボディ剛性はあのカーボンファイバーを多用したレクサス LFA と同等になっているとのことです。大したものです。

レーストラックを走ってみた感覚としては、この新型スープラは "レーストラックのための車" ではなく "レーストラックでも楽しめるロードカー" であるように感じます。

ですが、ステアリングは滑らかで正確、反応も良くブレーキは強力で扱いやすく、素晴らしいのです。

自分の操作と車の挙動の一体感も気持ちがいいです。

スタビリティ&トラクションコントロールを、オフにすることも可能だそうですが、今回試乗しているのはプロトタイプであるため、残念ながら完全にオフにすることはできませんでした。

ですが、何よりフロントエンジン後輪駆動のスポーツクーペらしい絶妙なバランスが素晴らしいと感じられました。

この車はポルシェ718ケイマンやアルピーヌ・A110ほど機敏ではないがそれらとは違う個性を持っています。

コーナーに入るときに感じる僅かなアンダーステア、出るときに感じる僅かなオーバーステア、そのバランスが絶妙で非常に気持ちがいいです。

私が最も評価するハンドリングが良い車にアストンマーティン・V12ヴァンテージSやトヨタ86がありますが、それに近い気持ちのいいバランスを、この新型スープラは持っています。

新型スープラは、一般道に適した車として造られていながら、高速で走るレーストラックでも柔軟さと安定感を発揮する、ハンドリング性能に優れ「次はもっと攻めた走りを」といった感覚を呼び起こしてくれます。

まさに、トヨタ86以来のピュアスポーツクーペです。

ここしばらく販売台数ばかりにフォーカスし、退屈な車ばかり造ってきたトヨタだが、どうやら "走る楽しさ" というものを再発見したようです。
https://kaikore.blogspot.com/2018/09/2019-toyota-supra-preview.html

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・この新型スープラの直6エンジンの音の素晴らしいこと！


・BMWに感謝だな


・BMWの直6エンジン車よりもいい音出してて笑ったｗ


・たぶんトヨタはレクサスのLC500やLFAで?培った音に関する技術をこの新型にも注ぎ込んだんだろう。


・ちょい待ち、いま "販売されるまでにはまだ9か月" とおっしゃったか？！


・トヨタがFT-1コンセプトを発表したのは2014年、BMWと共同開発をすると発表したのは2012年だぜ？ まだ待たなきゃいけないという事実に眩暈がするぜ．．．

LostStaberinde02 情報のチラ見せをしすぎると最終的な完成車の発表でのインパクトが薄れると思うんだが．．．


・この車はスープラと呼ぶに相応しくない。


・なんかスープラの進化版というよりトヨタ86の進化版といった印象。


・同意。この車にスープラらしさを感じない。


・"スープラらしさ" とは一体．．．？


・ワイパーハンドルとかモロにBMWだしな．．．


・BMWのバッジを張って "Z4.2" とか呼ぶべき。


・信頼性までBMWにならないことを祈る。


・しかもマニュアル無しですよ。


・残念ながら諸君の愛したスープラは死んだ。


・なんかとても良さそうじゃない。誰もが望んでいた "よりパワーのあるトヨタ86/BRZ" って感じ？


・トヨタ86のシャシーはあらゆる面において優れたシャシーだった。

もし適切なパワーさえあれば伝説的な車になっていたはず。

特に同じセグメントの車と比べると明らかに非力だったせいで余計にそのパワー不足が目立ってしまった。

そういった意味ではそのトヨタ86のチーフエンジニアが指揮し300馬力のエンジンを搭載したこの新型スープラは大いに期待できる。

問題は価格がどうなるかだ。


・スープラというブランドが台無しになってしまったことが残念でならない。この車の姿かたちだけをとってもスープラとは思えない。


・ 4代目のA80型スープラ（日本国内においては2代目、1993年-2002年）はそもそも特段優れた車というわけではなかった。

フロントヘビーだしサスペンションは柔らかすぎたしボディロールもシャーシの剛性も酷かった。そんなA80を特別なものにしたのは2JZエンジンと改造のしやすさだ。

それ以上でも以下でもない。

A90、つまりは新型スープラはA80よりもハンドリングにおいて、速さにおいて遥かに優れたものになっておりしかもよりいい音を奏でるものになっている。

開発責任者を務める多田哲哉氏は単にスープラを復活させたんじゃない。

彼はそれを進化させ新しい方向へと導いたんだ。


・個人的にはパワー、乗り心地、ハンドリング、その全てにおいて優秀っていう最適なバランスのスポーツクーペになったことを評価したいんだけど、なんかそう考えているの私だけっぽい？


・この新型スープラに大して否定的な意見ばかり見受けられるのは何でなんだい？


・4代目スープラ（日本国内においては2代目、1993年-2002年）はトヨタ車のご多分に漏れずその極めて高い信頼性で知られていた。

一方でBMWは最初の4〜5年はいいがその後はあまり評判がよろしくない。

そして新型スープラにはBMWのエンジンが使われる。

これはとてもいいエンジンなんだけど人々はこれまでのスープラが持っていなかった(と皆が信じる) "壊れるかもしれない可能性" を恐れているってのが一つ。

あとはおそらく高額であることだ。

この辺は新型ホンダNSXの時と同じだな。

一応4気筒エンジンバージョンもあるみたいだからそっちはもうちょっとお手ごろになるはず。

個人的には信頼性に関してはそれほど心配する必要はないと思っている。

そして何よりスタイリングが超好みだ。ただやっぱお高いんだろうなぁ．．．


・後はマニュアルの選択肢がおそらくないであろうことも一因だ。

こう書くと必ず誰かが「でも最近のオートマは素晴らしいしより速く走ることができる〜」的なことを言ってくるが、シフトを操作する感覚、自分の手で動かしていると感じられる喜びの欠如は加速がコンマ数秒早くなった程度じゃ埋め合わせることなんかできんのじゃ！


・個人的に尖った鼻部分が好きになれない。


・私たちのような車好きの人間のためにトヨタがまたスポーツカーを作ってくれたことを我々は感謝すべきと個人的には思ってる。

この手の車は会社にとってあまり直接的な利益に繋がらないからね。

これから先スポーツカーはどんどん市場から消えていくだろう。

だからこそ今も熱狂的な車好きの言葉を聞いてくれる企業のことは応援すべきだ。


・マツダもトヨタにならって RX7を復活させてもいいのよ？