我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

平成23年10月25日　衆議院法務委員会　

稲田朋美
平岡秀夫大臣

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質問　稲田朋美氏（自民党）

答弁　平岡秀夫法務大臣



稲田　（承前）…の新聞報道によりますと、その洪水のことは何も書いてないんです。日朝、朝日か、国交正常化交渉を本格的に再開して、対朝鮮制裁の解除を強く求める、そういう大会なんですが、その朝日国交正常化交渉、えー、対朝鮮制裁の解除、について、大臣は同意されますか？



平岡　今の、おー、質問の、おー、関してですね、ちょっと私も今、えー、同じ資料を手にしたけども、2ページ目のですね、えー、最後の2行目のところにですね、朝鮮の人々への水害支援というのが書いてありますので、ま、この集会の中にはですね、えー、大きな、あー、ある意味で、一番先に書いてありますから最も大きな、私はテーマであったというふうに思います。



ま、制裁措置の解除の問題について言えばですね、えー、状況を見て、えー、どういう状況なら解除ができるのかということをしっかりと見極めながら、対応していくべき問題であるというふうに思っています。



稲田　しかもこの中でですね、和田春樹東京大学名誉教授が発言をされておりますけれども、この方はですね、植民地支配の反省から竹島を韓国領土と認めよ、とかですね、えー、横田めぐみさんの拉致は疑問であるとか、また日韓併合はですね、無効であったということをですね、えー、昨年の夏にもですね、官邸に申し入れに行かれた方なんですけれども、この方の発言に対して大臣は賛同されますか？



平岡　えー、当時、えー、ま、今、あの、和田春樹名誉教授が、えー、発言された中味というのは昨年の夏ということでございましたけれども、えー、この2007年当時に、私は和田春樹教授が具体的にどういうことを言っておられたのかということについては、承知をしておりませんので、そのことについて賛同するとかしないとかというようなことも、私としては、何も、えー、え、自分なりの気持ちは持ち合わせていないということでございます。



稲田　驚きましたね。賛同するかしないか、自分の考えを持ち合わせていない？　竹島は、植民地支配に対してですよ、反省で、竹島の韓国の領有を認めるべきである、それから、韓国併合は無効である、ね、そんなことについて、自分が賛同するかどうかの考えを持ち合わせていないって、どういう意味ですか、それ、大臣？



平岡　いや、私が申し上げたのはですね、先ほどの和田春樹の発言というか考え方というのが、去年の夏だということだったので、私がここの集会に出たのは2007年ということなんで、2007年当時に和田春樹教授がどういうことを言っておられたのかということについては、私としては情報を持っていなかったので、私としてはなんとも言いようがございませんと言ったのであって、その、二千、昨年の夏の、和田春樹教授についての見解ということであるならば、それは、あの、稲田さんが、えー、御指摘のあった点について、私としても、おー、それなりの、えー、考え方、を、しっかりと申し上げると、いう、うー、う、立場、かもしれませんけれども、私が申し上げたのは、あくまでも2007年のこの集会に参加したときに、の話として、和田さんの話については、私は何も情報を持ってません、だからなんとも、2007年当時の話については何とも言えませんということを申し上げたんです。



稲田　現在の大臣の見解でいいです。えー、竹島の領有に関して、大臣がどう思っておられるか、また、あなたと同じこの集会に出席せられた、出席された和田春樹教授のですね、植民地支配の反省のために、韓国のですね、領有を認めるべきだというそういう考え方、日韓併合は無効であると、そういう考え方について、大臣の見解をお示し下さい。



平岡　ま、私としては、現在、えー、野田内閣の一員ということでございまして、我が国の取ってきた立場については、私も同じくするものでございます。



稲田　だから、どういう考え方なのか、そして、和田さんがおっしゃった植民地支配の反省のために韓国に竹島の領有を認めるべきだという考え方について大臣がどう思うか、韓国併合が無効であると主張されている、この和田教授の考え方にどう思われるか、その認識をお伺いしてるんです。はっきり御自分のお言葉で答えてくださいよ、政治主導なんだから。官僚答弁を読まずに。



平岡　まあ、私もですね、竹島問題については、わが国はこれまで領有権を一貫して主張してきており、それを、えー、韓国政府に対しても伝えてきているということで、竹島問題の平和的解決を図るために、粘り強く外交努力を行っていくべきであるというふうに考えております。



日韓併合問題が無効だということについては、私は、あの、そういう考え方を、今まで取ったこともございませんし、えー、それに賛同するということもございません。



稲田　法律家なんだから、有効か無効か、はっきり答えてください。



平岡　あの、和田春樹教授が無効と言っておられる、その、ま、何て言うんですかね、あの、意味が私には明確に、いー、捉えられて、把握できていませんから、まあその限りにおいてどうだということはあり得ませんけれども、日韓併合の条約というものが存在したということについては、私もそれを否定するものではございません。



稲田　存在したじゃなくて有効か無効かの話を聞いてるんですから、端的に有効なら有効っておっしゃってくださいよ。



平岡　あの、えー、その無効という意味はちょっと私にはよくわ、わ、わ、わ、和田、和田、和田教授が言っている無効というのはよくわかりませんけれども、日韓併合条約というものが、えー、かつて存在し、それが効果を持っていた、有効であったということについては何の異論もございません。



稲田　じゃあ、竹島は日本固有の領土ですけれども、韓国が不法占拠している、それでよろしいですか？



平岡　そこの、我が国が竹島が我が国の領土であると、我が国が領有権を有しているということの立場は、えー、一貫して、えー、おりますけれども、その韓国の今の状況についてどう評価するかということについてはですね、ちょっと私自身、えーえ、今、ここで明確に申し上げれる状況ではございません。



（稲田「ちょっと待ってくださいよ」理事「韓国は不法占拠してないって言うんですか？　先生、もう一回質問を」稲田「はい」）



稲田　大臣、竹島は日本固有の領土であります。そして今韓国が事実上占領していますが、これは、我が国固有の領土を韓国が不法占拠している、それでよろしいねという質問です。



（会場「いい質問です」「外務省のホームページに出てる」稲田「御自分法務大臣ですよ」）



平岡　まあ、あのー、法務大臣として、えー、お答えすべき、いー、話、だとは思いませんけれども、（稲田「何言ってるんですか」）え、あの、不法占拠ということ自体がですね、まあ、ある意味では、政治的な意味合いを持った言葉でございますので、私自身がここで、えー、この問題についてこうだというふうに申し上げるのは適当でないというふうに思います。



稲田　いや、驚きましたね、大臣。大臣は日本の閣僚なんですよ。日本の国益を守るんですよ。日本の国益って言ったら、日本の領土を守ることが入ってる、当たり前のことですよ。我が国固有の領土、そして他国に不法占拠されている固有の領土ですよ。どうして我が国固有の領土を韓国が不法占拠しているって日本の閣僚が言えないんですか。



もう一度答弁を求めます。



平岡　えー、日本国政府としてですね、竹島の領有権については、えー、韓国政府に対して、えー、我が国の領土であるということはしっかりと伝えてきているということで、竹島問題の平和的な解決を図るために外交的努力を粘り強く行っているというふうに私としては承知しているということでございますので、その立場で私も理解をしているところでございます。



稲田　委員長、答えさせてください。（理事「不法占拠しているかどうかという大臣の答えが知りたいんです」）大臣、外務省のですね、ホームペー、資料によれば、竹島は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠していると書いてありますよ。これ政府の見解なんです。どうして法務大臣がですね、韓国が不法占拠していると言えないんですか？



平岡　あの、ま、外務省のホームページに載っているというふうなお話がありました（稲田「パンフレットです」）けれども、その問題については、外務省が責任を持ってお答えをする立場だというふうに思いますので、私からは、えー、これ以上のことは申し上げるつもりはございません。



（稲田「そんなことないですよ」）



稲田　法務大臣なんだから、不法か合法か判断できるでしょう。不法占拠ですか、合法な占拠ですか？



平岡　（稲田「どうして答えない？」）そこは、あー、外務省において、整理されている問題でありますので、えー、外務省が、あー、責任を持って答えられるべき問題であるというふうに思います。



稲田　答えになってないですよ。大臣、大臣は法務大臣だけじゃなくて、日本の国会議員としての資格、疑いますよ。我が国固有の領土を他国が占有している、それは、不法占拠でしょう。何？　秘書から紙回してもらわないと、そんなこと答えられないんですか？　



（稲田「答えられないんですか？」）



平岡　あの、繰り返しになりますけども、ま、外務省において、えー、外務省がどういうふうにいい、言い続けているかについてのホームページがあるということで、ま、外務省が責任を持ってこの問題については答えるべきだと思いますけれども、ま、法務大臣というよりは、国務大臣という立場で、今、御質問されているというふうにも、おー、承知しますけども、国務大臣という立場に立ってこの問題について言えば、えー、外務省の見解、政府の見解、ということで、えー、私も特に異論はございません。



（会場「異論はない？！」）



稲田　この問題で私の時間全部使うのは嫌なんですけど、もう一度聞きます。我が国固有の領土である竹島を、（会場の与党筆頭理事に）何を教えてるんですか、筆頭。何ですかそれ。大臣の見解聞いてるんですよ。日本の大臣だったらそれぐらい自分の言葉で答えられるでしょう。竹島は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠している。これでよろしいですか？



平岡　あの、不法占拠の部分については、外務省が、あー、自分のホームページで、えー、述べていることであり、外務大臣あるいは外務省が責任を持ってお答えする立場であると、私は、国務大臣と言う立場から、政府の見解と、おー、一にするものでありますと、いうことを申し上げております。



（野党側理事「なぜ不法占拠と言えないんですか」稲田「外務省がどう言ってるか？」野党側理事「委員長、不法占拠してるんですかと質問してるんですから、それに対してイエスかノーかですから」稲田「じゃ、質問を変えます」）



委員長　はい。じゃ、質問を変えて。



稲田　では、韓国の占有に法的な根拠はあるんですか？



（秘書官が平岡大臣のほうに身を乗り出す。稲田「ちょっと、何で答え…。秘書官、なんでそんなことを、当然のことを答えさせないんですか」会場ざわつく。）



平岡　ま、その点についてもですね、えー、先ほどの、おー、外務省のホームページにも、お、書かれているようでありますけれども、えー、外務省あるいは外務大臣が責任を持ってお答えすべき話であって、私は国務大臣のひとりとして、えー、政府の見解に従った考え方を持っているということでございます。



稲田　答えてません。もう一度聞きます。法的根拠なく韓国は占有している。これでよろしいか？



平岡　え、その問題について、えー、責任持って答えるべきは、あー、外務大臣、外務省、というふうに認識をしております。えー、私としては、政府の見解に従った考え方を、おー、取っているということです。



（会場「いつから韓国の大臣になったの」）



稲田　平岡大臣、本当にひどいですよ。少なくとも江田五月大臣はですね、法的根拠なく占有しているってことはおっしゃったんですよ。それはすなわち不法占拠と同じ意味なんだけれども、民主党政権になってから、なぜか、不法占拠って言う言葉は使いたくないんですよ。弱腰だから。


続く・・

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