我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

川崎市で小学生らが刺されて2人が死亡し、18人が重軽傷を負った事件から4日が経過した1日。現場である川崎市登戸を訪れた。

訪れていた人にお話を伺った。
女性：「子どもも同じくらいの年齢なのと同じようにバス使って通学しているので、言葉にならないですね」
元カリタス学園のスクールバスの運転手だったという男性も。
男性：「（Q.この辺りも運転されていたんですか？）そう、小学校と幼稚園もスクールバスが止まるから。32年間、やってたんだよ。（父兄の方が）すごい礼儀正しいですよ。必ずここで見てるんですよ。自分の子どもがバスに乗ったら帰る。ずっと見てますから。思い出いっぱいあるけど、こんなことになるとは思わなかったですね」
現場では深い悲しみが続くなか、今週、テレビ・新聞・ネット上ではある議論が巻き起こっている。
「死にたければ一人で死ねばいい」、今週はこの言葉に対する是非論で持ち切りだったが、そもそも一体なぜこの議論が白熱の論議や炎上の材料となったのか。Abema的は今回、この「現象」を考えてみたい。ことの発端は事件が起きた先月28日。TBSの昼の情報番組での落語家・立川志らくさん（55）の発言だった。
落語家・立川志らくさん：「死にたいなら1人で死んでくれよ！ということですよ。何で子どもの弱い、そういうところに飛び込んでくるんだ！信じられない！」
ネットでも…。「他人を巻き込むな！」「子どもの命を何だと思ってるの？」。しかし、志らくさんが発言した約2時間後、この声に異論を唱えるネット記事が。「『死にたいなら一人で死ぬべき』という非難は控えてほしい」、発信者は生活困窮者の支援をするNPO法人の代表理事・藤田孝典さん。藤田氏は、こういった発言がネット上に流れることにより“犯罪者予備軍”の人たちを刺激するかもしれないと指摘。ここから論議が広がっていく。安藤優子キャスター（60）は藤田氏の記事を受けて。
安藤優子キャスター：「社会すべてを敵に回して死んでいくわけですよね。だったら、自分1人で自分の命を絶てば済むことじゃないですか」
さらに、宮根誠司キャスター（56）は…。
宮根誠司キャスター：「自分一人で自殺したらいいんじゃないか…と思うんですけど。何でこんな幼い子どもを含めて何の罪もない人を巻き込むのか」
翌29日はタレントの高橋ジョージさん（60）がツイッターで…。
高橋ジョージさん：「いったい、何人の命を奪おうとしたのでしょう？『勝手に一人で死ねば』の前には『人を巻き込むくらいなら』が入るのです。非難されて当然です」
さらに30日、梅沢富美男さん（68）は…。
梅沢富美男さん：「これから被害に遭った人たちはどうやって、何を頼りに生きていけばいいんだ？だから、一人で死ねって言ってるんだ！当然のことだろ！そういうことをいちいちネットで話題にすること自体、おかしいわ！被害者の気持ちになってみろ！」
と、怒りをあらわにした。しかし一方で、藤田氏の意見をフォローする人たちも。コラムニストの小田嶋隆さん（62）はツイッターで。
コラムニスト・小田嶋隆さん：「注意を促した人（藤田氏）は、殺人犯を擁護したのではない。不安定な感情をかかえた人々への呪いの言葉になることを憂慮したから、彼はそれを言ったのだ。どうしてこの程度のことが読み取れないのだろうか」
教育評論家の尾木直樹さん（72）もブログで。
教育評論家・尾木直樹さん：「間違っても『どうせ自殺が目的なら、他人を巻き込まないで1人で自殺してくれ』的な発言は止めること。加害者同様の孤立状態の人を絶望に追い込み同様の事件の連鎖を生む可能性が高くなるからです」
今、結論が見えない「一人で死ねよ論争」に様々な意見が飛び交っている。Abema的では、この論争に火を付けた藤田氏を直撃。
NPO法人ほっとプラス代表理事・藤田孝典さん：「僕も“一人で死ぬべき”に近いような“道連れにするなよ”とは感じていますので、深刻な事件だったので怒り合う気持ちは分かるんですけども、被害者の方や遺族の方が強い言葉で犯行を非難したり犯人を責めるのは当然しかるべき、あっていいと思います。ただ、問題は私たち（第三者）がどういう立場で一人で死ぬべきだと出すか。ネットの影響力が大きくなっているなかで、とんでもないことをする人、価値がない人だから死ぬべきだと連呼されると、犯人以外の人に届いてしまって悪影響を及ぼすのではないかということで、ちょっと待ってくれよ！ということで記事に至った。自分がインターネット上で発する言葉がどのような影響を与えるのだろうか。一度、つぶやく前に考えて頂きたい。公共の場で流布する言葉ではない」
では、この議論にいきなり取り沙汰されることになった人たちは、この論争をどう見ているのか。
東京・新宿区にある「あけぼのばし自立研修センター」は社会に居場所がないと感じている、いわゆる「引きこもり」の人たちが社会復帰を目指すための支援をしている。
引きこもりの自立支援をする齊藤直毅さん：「（Q.事件絡みでマスコミから取材がかなりきているかと思いますけども、それについては？）論点がずれているんじゃないかなと思います。引きこもりの人に一人で死んでしまえは間違っています。完全に。意味が分からない。一人で悩んで一人で自己完結して一人で死んでくれ、それは暴論だと思います。コメンテーターの方のご意見もそれも一つの意見だと思います。ただ、大きな大皿で一くくりにはしてほしくないなと。それは間違いなく思います。色んな要因が重なって今回の事件が起きただけで、そのごく一部の側面だと思う。引きこもりというキーワードは。100、200ある側面のただ一つだけを切り取って、引きこもりというキーワードだけが一人歩きしていくのはすごく嫌だな。我々も言葉としてちゃんと表現したい」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190602-00000016-ann-soci

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【Youtube反応】

■ 拡大自殺というけれど、重犯罪と軽犯罪が区別されるように、一人で死ぬ自殺と他人を巻き込む自殺は明確に区別されるべきではないでしょうか。拡大自殺は、単純に普通の自殺の延長上にあるものとはとても思えません。
自分が死ぬことよりも他人を傷付けて何らかの恨みを晴らすことが目的になっている犯罪を、拡大自殺と呼ぶべきなのか。最後に自殺しただけで、この犯人の主目的は他殺なのではないですか？
この呼び方は本当に的確なのか疑問。用語の区別のなさが、自殺念慮があるだけの関係ない人を傷付けている気がします。

■ 根拠のある統計データがあって危険だからやめようという話なら議論さえ起きなかった。　
事の発端である藤井氏は何のデータもなく憶測で個人の感想を大手メディアを使って述べてしまったがコレがいけなかった。
根拠なき理論で感情論を抑えるには今回の事件はあまりに凄惨過ぎたため感情論のほうが正しいのではという疑念が生まれてしまった結果今回のような過熱した論争になってしまったのだと思う。

■ 問題となる言葉の真意を理解することをメディアが怠っていると思う。
一人で死ね＝どうしても死ぬというのなら関係のない他人を巻き込む行為はやめてくれ!という意味なのです。分かるでしょ。死を助長するものではなく、巻き込まれて不幸になる人々を無くしたいという言葉ですよ。
物議をかもす必要はありません。

■ きっかけは藤田さんの事件の次の日のコラムでしょ？それをメディアが取り上げて、さまざまな議論になっていった。議論するのはいいと思うが、誰もが事件に衝撃を受けて、理不尽に命を落とさなければならなかった小学生とお父さん…みんなが怒りを覚えているときにぽっと変な記事が出たのが問題。もう少し時間が経って、世間が少し落ち着いても、でも、被害者のご家族は苦しみが続いているわけで、そういうのを考えてのコラムなら良かったのに…
そしたらまあ、そういう意見もあるのかな？って位だったかもしれないが、ほんとにみんなが混乱している時だったから。
藤田さんはNHKの番組でバイトテロも会社の方が悪いみたいな意見を言う人だから、少しずれているのかも。そのずれているのを売名にしているのかも知れないし、炎上商法っぽい。
私は今でも「一人で死んで」派です。

■ どっちの意見が正しいか、正しくないかを論争すること自体がナンセンスで、メディアもこの事に、焦点を当て過ぎ。
問題は、こういう行動を起こしてしまう人たちを作ってしまう世の中、社会に問題があり、もっとみんなが生きやすい社会を作る方法を議論するべきで、国が通学路を巡回するだけでなく、なぜ、こういう事件が起きたのか、どうすれば、こういう事件が起きないような社会を作れるのか、に力を注ぐべき。
この論争が加熱すればするほど、死にたいと思っている人たちにネガティブな思いをさせるだけ。
どちらの意見も、個々の思いや立場がある以上、正解不正解はなく、個々の意見として、あっていいと思う。要は、これから、どうするかが大事なのではないか？

■ 殺人を犯した犯人には、1人で死んでくれって思います。
殺人をおかしていない方には、1人で死んでくれとは思いません。
頑張ってほしいです。

■ こういう事件で必ずどこから出てきたという人物がモノを言い始めるが、概ね、じゃあどうするべき？という事に対してモノを言わない！今回の藤田も今回の犯人と同様な立場の人を刺激するから…という有り体な理由から。じゃあ、そういう人をどうやって見つけ、どのように接するべきか？を論ずる事はしない。だから、表面的な発言だけで論じられる。
これだけメディアが拡大される中、同様な事件は日本だけに留まらず、世界中の事件があっという間に拡散する。そういう人達にどのように接するべきかを一般的には接し慣れていない人に提案するなら意義があるが、今回のコメントは何の参考にもならない！どうせ世間と違う発想を拡散するのは想定内のこと。意義のある発言をして欲しいもの！

■ 個人的には、「他人を巻き込むくらいなら、一人で死ね」も「一人で死ね、は危険な言葉」も正論であると感じます。
自身の立場を被害者の近くに置いて共感を示すのか、または社会の一員として事態を俯瞰するのかで、見解が変わってくると感じます。
一番怖いのは、世論がどちらかに偏ってしまうこと。
社会全体で「一人で死ね」と語る、または「それも社会問題の一つ」と断定されてしまう方がずっと不気味です。

■ 「一人で死ね」は先日の川崎の事件しかり過去にあった、自死にあたりその時偶然そこにいただけでなんの面識もない人を道連れにするな、という意味でしょ。
「一人で死ねは危険」と言う人はなんの面識もない人物の自死の道連れに自分の身内や知り合いが巻き込まれて犠牲になっても同じことが言えるのかな。自分は言えないな。

■ マスコミは引きこもり支援が必要と言う薄っぺらことを報道することじゃなく、
もっと、本質的な内容を報じるべきだと思う。
支援の拡充は確かに必要だけど、追加の予算を出すことに国民のコンセンサスが得られているかが疑問。
先立つものなければ政策はできない、ただ増税や子育て支援などの他の社会福祉の予算を削ることはイヤでは先に進まない。
支援策の拡充を論じる場合、裏付けとなる予算と犠牲となる政策をセットで論ずるべきだと思う。