我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

今や、日本のみならず、海外で人気の車『スバル』。

そんな中、トランプ政権が検討している輸入車に対する最大25％の関税により最も影響を受けるのは、スバルであると報じる海外メディアが話題になっていましたので、記事の翻訳と海外の反応をご紹介します。

■トランプの貿易戦争はトヨタ車の価格を3000ドルも上昇させる


ドナルド・トランプ大統領の貿易戦争はトヨタのベストセラーの車、

特にピックアップトラックやミニバンの店頭表示価格を3000ドル上昇させることになるだろう、同社はそう語った。

トヨタ自動車は3日、2018年第1四半期の最終的なもうけを示す純利益が前年の55億2000万ドルから59億1000万ドルに増加と過去最高になると発表したが、

会見後に同社の幹部はCNBCに対しトランプ政権が検討している輸入される自動車部品および車両に対し関税を最大25％まで引き上げる輸入制限は

トヨタの収益に悪影響を及ぼし雇用にも影響が及ぶ可能性があると述べた。

「輸入される自動車部品および車両に対する新たな関税は国内で販売されるすべての車両のコストを上昇させるだろう、それは消費者に対する新たな税としか言えないものだ。」

例えばケンタッキー州の工場で組み立てられたトヨタのセダン『カムリ』は25％の関税が発動した場合1,800ドルも価格が上昇するという。

また同社のピックアップトラック『ツンドラ』とミニバン『シエナ』も同様のコスト上昇が見られることになり、それぞれ2,800ドルと3,000ドルが上乗せされることになるとのことだ。

タクシー会社だけでなくUberやLyftのような配車アプリなどのフリートカスタマー(複数台数の車両を使用する顧客)は特にこれらの値上げの影響を受けることになる。

中国との貿易戦争を開始したトランプ政権はすでに米国に輸入される鋼鉄およびアルミニウムに25％の追加関税を発動しているがこれは自動車産業に影響を及ぼし始めている。
トランプ政権は輸入が国家安全保障を脅かす可能性がある場合、関税で他の国からの製品の輸入を調整することを認める通商拡大法232条を理由に関税を正当化している。

米国に10ある工場と各地で展開しているディーラーで137,000人の従業員を雇用しているトヨタの代表は声明で「これは国家の安全保障上の脅威ではない」と述べている。


■トランプ政権の輸入車25％関税でスバルは大損害を受ける可能性


ドナルド・トランプ大統領は自動車輸入が米国の自動車産業に損害を与えていないかどうかを調査するように指示、

通商拡大法232条に基づき輸入される自動車部品および車両に対し関税を最大25％まで引き上げる輸入制限を実施すべきかどうかの検討に入っている。

それは自動車で生計を立てるすべてのビジネスにとって悪いニュースだ。

だが自動車メーカーの中でも特にスバルが最も打撃を受ける可能性が高いという。

ブルームバーグによればスバルが昨年度米国で販売した自動車 670,900台のうち約半数が日本から輸入されており、

新たな関税が発動した場合その輸入分に追加の関税が課せられることになる。

スバルは関税が同社のビジネスにどれほどの損害を与える可能性があるかを精査しているという。

「米国の関税引き上げによって大きな影響を受けるだろうことは事実だ。」

「我々はその影響がどれほどのものになるかを精査しているが、

現時点では不確定な要素が多すぎるため、特定の数字は控えたい。」

スバルの取締役専務執行役員の岡田稔明 氏はそう語り具体的な影響額については言及を避けた。

輸入車関税を最大25％まで引き上げる同案の影響は全てのメーカーに及ぶが、

スバルの世界販売は6割超を米国が占めておりその収益の割合は他のどの日本の自動車メーカーよりも大きい。
https://kaikore.blogspot.com/2018/08/trump-trade-war-will-beat-subarus-business.html

---

・なに？ トランプは同性愛者から結婚する権利を奪うだけでなく、彼女たちから車まで奪うつもりなの？

(※スバルは90年代からアメリカでレズビアン向けのマーケティングを展開しレズビアンから強い支持を得ている。

トランプは2018年7月9日に連邦最高裁判所の新しい判事に保守色が濃く同性婚や妊娠中絶などに後ろ向きであるブレット・カバノーを指名。)


・トランプはどれだけアメリカを孤立させれば気が済むんだ...

コイツが仕掛ける貿易戦争はアメリカの人民と雇用を苦しめている。


・人よこれだけは覚えておけ、関税とは税金である、中産階級に課せられる税金である。


・税金断固反対とか言ってたティーパーティーの連中はどこに消えた？！


・安全保障を理由とする輸入制限/関税の発動は大統領権限で議会を通す必要がないからな。議会に出されてたら連中も反対に票を入れるさ。


・トランプは輸入車が米国の自動車産業に損害を与えていることを理由にこの25％の関税を発動しようとしているが、アメ車を買うくらいなら余分に払ってでもトヨタ車を買うわ。


・3000ドルくらいの追加ならまだシボレー買うよりマシな気がする。


・私はそれでも日本車を買う、信頼性に劣るアメリカ車を買うことで頻繁に修理工場にもっていかなければならないことを考えればそれで十分元は取れる。


・自動車修理工をやっているけどこれはマジ。アメリカ社はトヨタやホンダと比べ圧倒的に少ない走行距離で持ち込まれている。


・アメリカの車を買えばいいのでは？


・GMもフォードも同じように値上げせざるを得なくなる、アメリカのメーカーにしても日本のメーカーにしても基本的にここで組み立てているに過ぎない、部品は国外で作られたものを輸入している、鋼鉄やアルミのほとんどがそうであるように。



・トヨタのカムリとかがアメリカのケンタッキー州で生産されている一方でGMなんかはそのほとんどがメキシコやカナダで生産されている。

トヨタでさえこう言っているのだからGMも影響は免れない。


・カムリは75％がアメリカ製の部品で作られていてその割合は米国で市販されている車の中で1位だしね。


・スバルの販売台数自体には大きな影響を与えるとは思わないけどな、まぁたぶん収益性には影響するだろうが。

スバルはアメリカで非常に忠実な信者らを作り上げてきた、彼らはちょっとやそっとのことじゃ他のブランドに移ったりしない。

そういった意味じゃ他のメーカーよりもこの困難に上手く対処できると思うんだが。


・現在$25,000で販売されているフォレスターが単純に25％課税された場合その価格は$31,250になってしまう。

確かにスバルには信者が大勢いる、だが彼らは忠実であってもバカじゃない。


・いくらスバルファンの私でも$6000も値上がりしたら他を選ぶわ！


・スバルの新型アセントの購入を検討しているけど$32,970って価格にすでに躊躇しているのに、そこに10〜25％も価格が上昇するような事態になったら購入は見送らざるを得ない。


・一応レガシーやアウトバックなどの主力製品に関してはインディアナ州・ラファイエットの工場で生産されている。

ただ部品の多くが輸入しているものでそれにも関税がかかることから値上げは避けられないだろう。

もっともそれは今の自動車産業では普通のことだからスバルに限らず全ての自動車メーカーにも言えることだが。


・いくら忠実な顧客がいたってそれだけでは不十分、新規の顧客を得ることはどうしても必要になる。そして価格が上昇すれば新規の顧客を得ることはさらに難しくなる。


・コスト増の吸収、その限界はスバルの場合他のメーカーと比べて高くない気がするしヤバそうだなぁ。



・まぁ普通に考えて消費者は新車の購入を遅らせるだろうね。

今乗っている車でもうしばらく我慢しようと思うはずだ。

そしてどうしても新車を必要としている消費者は購入ではなくリース契約を選ぶだろう。

そしてリースが終わったオフリース車は中古車市場に流入、それは中古車市場の供給過多につながり、新車販売のさらなる阻害要因となるはずだ。

関税は販売不振を招き雇用は減るだろう。

また関税によるインフレの対応策として中央銀行は金利を引き上げるはずだ。

すでに鈍化の兆しを見せている米住宅市場はさらに失速するわけだ。