我無ちゃんねる ～ニュースなび～

外国人からの評価として「日本人のホスピタリティは素晴らしい」という声をよく耳にします。
具体的にはどんな風に評価されているんだろう？ ということで、今回はホテルのレビューサイトから、外国人の宿泊客も多い「帝国ホテル東京」のレビューを翻訳してみました。

1890年に開業された日本を代表する高級ホテルのサービスは、外国人からどのような評価を受けているんでしょうか？
http://chouyakuc.blog134.fc2.com/blog-entry-94.html

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■「これ以上ない最高のスタッフ」　（女性 アメリカ）

帝国ホテルのチェックアウトを済ませ、京都のウェスティン都ホテルに落ち着いてから気付いたのですが、私は3日前に帝国ホテルのクローゼットにドレスを掛けたまま、持ってくるのを忘れてしまっていたのです。

私は失くしたものとしてあきらめかけていたのですが、カルティエのブローチもドレスにつけたままだったということに気付いたのです！

私は帝国ホテルに電話をかけ、夜勤担当のアシスタントマネージャーであるヤマモトさんにその事を伝えました。

非常に流暢な英語を話す人でした。

その後、数分以内に返事が届き、客室係のヨシムラさんという女性が私のドレスと高価なブローチ、これは夫からのプレゼントだったのですが、その両方を個人的に預かってくれていた事を伝えてもらいました。

すぐに返事をくれたこと、そしてスタッフが何の見返りも期待せずに誠実に対応してくれたことに対する私の感謝の気持ちは、うまく表現できないほどのものです。

昔ながらの質の高いサービスと魅力が、帝国ホテルでは今も生き続けていることに安心させられました。

今回の件だけでも、またここに泊まりたいという気持ちにさせてくれます。

私達が2週間後、自宅のコネティカットに戻ると、すでにホテル側は、私のドレスとブローチを速達で届けてくれていました。本当になんて素晴らしいサービスなんでしょう！


■「伝説的なホテル」（女性 アメリカ）

“気品” と ”快適” の二語が、この高名なホテルの特徴を言い表すのにふさわしい言葉でしょう。

東京駅からほんの数分という最高のロケーションにある帝国ホテルからは、庭園や木々、東京湾の息を飲むような眺望が味わえます（部屋の位置にもよりますが）。

際立って優秀なスタッフが期待以上の働きで、単なる「素晴らしい滞在」をはるかに超えたものを保証してくれます。　　

そして私のような西洋人にとっては、彼らの英語能力の高さも非常にありがたいものです。あなたは皇居に泊まる海外の王族のような待遇を受けることでしょう。

快適な滞在に必要なヘアドライヤーや新聞、ミニ冷蔵庫などの追加要素も豊富に揃っていますし、ホテル内のレストランも全ての人の舌を満足させるほど充実しています。

あと、17階にあるレインボーラウンジのカクテルで夜を締めくくる事を忘れないで下さい。素晴らしい夜景を誇るこのラウンジには、絶対に行きそびれてはいけませんよ。


■「ここに慣れてはダメ」　（女性 アメリカ）

ここはフランク・ロイド・ライト（ 近代建築の三大巨匠と呼ばれるアメリカの建築家。帝国ホテルの新館を設計。現在は取り壊された。）の影響をとどめている（特にロビーに）素晴らしいホテルです。

私はトヨタインタナショナル・ティーチャープログラムのおかげで、2回ここに泊まる事が出来ました。

私が泊まったのは、非常に大きな部屋からかなり小さな部屋まで幅がありましたが、どちらも東京タワーが手を伸ばせば届きそうなほど近くに見える、素晴らしく眺めの良い部屋でした。

急いで部屋を出た際に400ドル相当の日本円をベッドの上に置き忘れたことがありました。

それは夕方のベッドメイキング前のことだったので、私は「部屋に戻ったらお金は無くなってるだろうから、ATMに行かないとダメだな。」と思っていました。

ところが部屋に戻ってみると、ベッドメイキングは済んだ状態なのに、お金と、私が大慌てでベッドの上にまき散らしたものは、可能な限り元通りの位置に置き直された状態で、そのままベッドの上に残っていたんです！


■「帝国ホテルのトイレは最高！」　（女性 アメリカ）

楽しい滞在になりました。

ルームサービスは超高速で、頼んでから1時間は待たされる、ここアメリカでのサービスとの違いを感じましたね。

ロデオドライブ（ビバリーヒルズの高級ショッピング通り）にドーピングしたような銀座もホテルから近くにあり、そして皇居のそばでもあります。

お部屋も、とってもとっても素晴らしいものでした。

私たちが泊まったのは改装されたフロアーにある、信じられないような素晴らしい部屋でした。

心地よいベッドがあり、素晴らしいお茶もあり、フラットスクリーンのテレビは、なんと3台もあったんですよ！

そしてトイレが本当に最高でした！ 実際、私はロサンゼルスの自分の家用に一つ購入したくらいです。

そのトイレは便座が温められており、使用後にはお湯でキレイにしてくれます。

また、音を出す装置も付いているので、あなたの体から出る音も隠してくれるわけです。

シャワーとお風呂はデジタル制御されています。

そうです、デジタルで温度管理してくれるんです。

他におまけはないかって？ 資生堂の美容用品が付いてますよ。

食事はすごくすごく値が張ります。

ディナーは私たち2人で300ドルかかってしまいました。

ただ、すごく美味しかったので、伝統的な和食にも挑戦してみました。

あと、ここには多くの有名人も宿泊します。

F-1のスーパースターを見かけました。

帝国ホテルを全面的におすすめします。

ただ、安くはないですよ。


■「ロビーで座っていると、まるで昔の映画の中にいるようでした」　（女性 アメリカ）

ドレスアップした人たちを、一度にあれほどたくさん目にしたのは私の人生の中で初めてのことでした。

ロビーはお茶を飲む上でも、世界中から訪れた人を眺める上でも、素晴らしい場所です。

この素敵なホテルは素晴らしいロケーションにも恵まれています。

銀座にはショップもレストランも、想像できるものは全て揃っています。

私の旅行中、夫は仕事だったのですが、一人で地下鉄に乗るのは簡単ではなかったようです。

私の方はいつどこへ行っても安心して過ごせました。

ホテルのスタッフからの提案や説明にも助けられました。

レストランはどこもこの上なく素晴らしかったのですが、東京では全てのものがそうであるように、料金は非常に高いです。


■「最高のサービスでした！」 　（女性　イギリス）

帝国ホテルは東京において確かな名声を獲得しています。

誰もが良い印象を受けているようですが、私も実際に泊まってみて、確かにその通りだと実感しました。ここのサービスは最高です。

私が頼んだのが、例えばネイルファイルやマニキュアの除光液などのちょっとしたものであれば、受話器を置くや否や、すぐさま部屋に届けてくれます。

朝食をとったレストランは立派な所でした。ここでのサービスもまた素晴らしいものでした。控えめでありながら、実に手際がよいのです。

食事も美味しくてメニューも豊富に揃っています。

日曜日の朝はビュッフェ式の朝食に列ができていましたが、待つのが嫌なら、他にも3つのレストランを選ぶことができます。

私が泊まった部屋そのものはかなり小さい部屋だったのですが、設備は驚くほど整っていました。

リモコンで開閉できるカーテン、ベッドにいたままで照明を調節できるボタン、その他必要になりそうなものは全て揃っています。

バスルームも素晴らしいものでした。

別にシャワールームもあります。

それと、いたるところで目にする、おしり洗浄器付きのトイレですね！

とにかく、ここでの滞在はとても快適なものでした。誰にでもおすすめできますよ。


■「この30年で最高のホテル体験」　（アメリカ）

日本へは、これまで5～6回旅してきた。

帝国ホテルのことは耳にしていたものの、これまで泊まったことはなく、滞在したのは今回が初めてだった。

部屋も共用部分も素晴らしいのだが、もっと豪華で洗練されたホテルは他にもあるだろう。

しかし、行ってみればわかるが、部屋やレストランや共用スペースなどの良さに勝るのは「人」なのだ。

ここで働くスタッフの親切さや聡明さは、客が楽しく過ごせるのに必要な通常のレベルをはるかに凌駕している。

ここには「エレベーターガール」がいて、あなたのためにエレベーターを呼び、あなたの部屋がある階のボタンを押してくれる。

降りる時には彼女はエレベーターの中からあなたにお辞儀をしてくれ、その前でドアがゆっくり閉まっていく。

これが、どれほど格好の良いものであることか！チェックインのスタッフは文字通り15人もいて、待たされる事はない。宿泊客一人一人に対する配慮にはつくづく感心させられた。

こうした接客は、伝統的な日本のものではないのかもしれない。しかし、ヒルトンやシェラトンホテルに足を踏み入れた時と同じでないのも確かだ。

他の旅行者もこのホテルでの経験を分かち合うべきだと強く思う。

どうか、このホテルを体験して、私と同じように楽しんで頂きたい。


■「何とすごいホテルなんだろう！」 　（ギリシャ）

なんと素晴らしいホテルなんだろうか。

あなたも一度東京を訪れたなら、もてなしやサービスの本当の意味がわかるだろう。

このホテルにあるものは何もかもが非常に清潔で、サービスは誰もが「ありがとう」と言いたくなるほど卓越したものだ。

廊下でもエレベーターでもお辞儀をしてくれ、きめ細かく手助けをしてくれる。

インフォメーションデスクやベルマンも同様だ。

私が泊まった時、東京は桜の季節だったので、部屋から見える景色も良かった。

まあ、眺めに関してはハイアットの方に分があるかもしれない。

ただ、なんといっても帝国ホテルには伝統と気品があるのだ！


■「疑いの余地なく最高のホテルだ！」　（ニュージーランド）

この威厳のある建物に一歩足を踏み入れたなら、あなたはまさに王族のような扱いを受けることになる。

ここのサービスはかつて私が経験した中でも、疑う余地なく最高のものだ。

このホテルの威厳は息を呑む程のものであり、この建物を見ることだけでも一つの経験と呼べる。

時代遅れに見えるかもしれないが、その佇まいは完璧なものだ。

部屋は極めて快適で、必要になりそうなアメニティは全て揃っている。

洗面道具入れなども持っていく必要はない。

必要なものは全てホテルが準備してくれている。

結局は全てこちらがお金を払うんだろう？という人もいるだろうが、料金が高いという思いが頭をよぎることはない。

十分に金を払っただけの価値があるものだからだ。

エレベーター操作員から総支配人まで、すべてのサービスが賞賛されてしかるべきだ。

もし節約して最も安い部屋に泊まっても、あるいは本物の王族が最上階のスイートルームに泊まっても、同じように並外れた素晴らしいサービスが受けられるのだ。

このホテルに泊まるすべての客から高く評価され、喜ばれているのではないだろうか。

ここは本当に称賛に値するホテルだ。

最高の経験をしたい全ての旅行者におすすめさせてもらおう。


■「帝国ホテルに泊まれば、王侯貴族の気分を味わえる」 　（オーストリア）

帝国ホテルでの滞在はほんとうに素晴らしいものでした。

場所は東京の中心で、空港からのリムジンバスが定期的に運行しています。

2つの地下鉄駅からも非常に近く、銀座は歩いてすぐの距離にあります。

その上に、サービスが実に見事なのです。

帝国ホテルに到着した時、私は飛行機に12時間も乗った後で、目を開けているのがやっとの状態だったのですが、チェックインの手続きはわずかに2分きっかりで完了し、すぐさま部屋まで案内してもらえました。

ここのサービスは本当に素晴らしく、スタッフたちは宿泊客が望むことを事前に察知する能力でも備えているかのようです。

ロビーへ行く時も、私がなにか尋ねたそうな表情でも浮かべていれば、即座に寄ってきて、なにかお困りですかと、スタッフの方から申し出てくれます。

一人で解決できなさそうであれば、他のスタッフがすぐさま加わってくれます。

ここは本当に特別な場所なんだなと感じさせられましたね。

決して安いホテルではありませんが、大金を払う価値はありますよ。


■「飛び抜けて優秀なスタッフ」 　（アメリカ）

私は帝国ホテルに何度か泊まったことがあり、その度に、ここがトップクラスのホテルだと感じさせられていたものです。

しかし、前回の訪問で、ここのスタッフがいかに有能であるかを改めて実感させられる出来事がありました。

その日、私と同僚は空港行きのバスに朝早くから乗る予定でした。バス出発の15分前になったのですが、同僚がまだロビーに姿を見せなかったため、私は心配になってきたんです。

そこで、ホテルのヘルプデスクに頼み、彼の部屋に電話してもらうと、話し中であるとのこと。

それで私は、同僚はすでに起きていて、出発直前に最後の電話でもかけているのだろうなと思い込んでいました。

その後、ホテル側は私が頼んだわけでないのに自発的に記録を調べてくれたようで、その結果、同僚はモーニングコールにも出ていなかったようです。

すぐに担当のマネージャーは同僚の部屋まで行き、彼がまだ寝ていることを確認し、彼を起こしてもよいかと許可を得るために私のもとに戻って来ました。

結局、私とマネージャーは二人で同僚の部屋に行き、彼を起こし、なんとかバスには間に合いました。

この件で、少なくとも4～5人のスタッフが我々のために動いてくれたのですが、ここまで献身的な働きを見せてくれたホテルには、今まで一度も巡りあったことはありませんでしたね。


帝国ホテルはクリーニングサービスに定評があります。

キアヌ・リーブズが帝国ホテルに泊まった時、ヨレヨレの恐ろしく汚れたジーパンをクリーニングに出したらピカピカになって返ってきたので、キアヌも非常に感激したそうです。

後に映画「JM」に出演した際、「シャツをクリーニングしたい。東京の帝国ホテルがやっているようなやつだ。」とアドリブで言ったというエピソードがあります。

今回翻訳した中には、残念ながらクリーニングに関してのコメントはありませんでしたけどね。