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【中国人】「よく言った！村上春樹：歴史修正主義的な動きとは闘っていかなくてはいけない。物語という形で闘っていくことは可能」

2月に長編小説『騎士団長殺し』（第1、2部、新潮社）を刊行した作家の村上春樹さんが、毎日新聞などのインタビューに応じた。
新作に込めた思いや小説家の役割について聞いた。

「騎士団長」はモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の登場人物に由来する。
オペラの冒頭で殺されるシーンがあるが、執筆前にまず『騎士団長殺し』というタイトルが浮かんだという。

「言葉の感触の奇妙さに引かれた。最初にあったのはタイトルと、（主人公が住む神奈川・）小田原の山の上というシチュエーション。画家というのは書いているうちに出てきた」

妻と別れ、喪失感の中で描くべき絵を求める主人公が住んだ山の上の家は、友人の父親で高名な日本画家のもの。
92歳の日本画家は高齢者養護施設に入っており、空き家になっていた。
その屋根裏で「騎士団長殺し」と題する絵を発見した後、主人公は不可解な出来事に巻き込まれていく。

「騎士団長殺し」と題する絵の背景には、ナチスのホロコーストや南京虐殺事件にまつわる歴史の傷も影を落としている。
どのような著者の思いが込められているのか。

「歴史というのは国にとっての集合的記憶だから、それを過去のものとして忘れたり、すり替えたりすることは非常に間違ったことだと思う。（歴史修正主義的な動きとは）闘っていかなくてはいけない。小説家にできることは限られているけれど、物語という形で闘っていくことは可能だ」
http://asiareaction.com/blog-entry-3148.html

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＜中国人の反応＞
・良い作家だ。彼は中国支持だと言ったわけではないが、日本の右翼の圧力の下で自分の意見を言えるなんて。それが重要か間違っているかは、重要ではない。
・歴史を尊重してこそ、周りからも尊重されるんだよね。
・良心のある日本人じゃないか！いいね！
・この日本人、中国内の憤青よりも覚悟あるな。
・中国の村上春樹は一体どこにいるのか。
・君がなればいいよ！
・右翼以外の日本のほとんどの人は良い人なんだよ。日本の有名人の中では、俺は村上春樹と谷村新司が好き。
・彼のファンって、日本人よりも中国人のほうが多いんじゃないかな。
・彼がノーベル賞をとれないのは、日本の右翼がとれないように裏で手を回しているのかな。
・日本では、こいつは売国奴なんだろうな。
・俺は日本から帰ってきたばかりだ。この『騎士団長殺し』って、日本の本屋でいちばん目立つところに置いてある。そして広告も大量に打っている。もちろん中国批判の本（党内闘争、民主的ではない政治、釣魚島などについて）もあるけど。あと、面白いのは、琉球独立を訴えた本も、本屋に並んでいる事。
・日本がどんなに否定しても、南京大虐殺はあったんだぞ！いつか東京に原爆を落としてやる！
・彼にノーベル文学賞をあげるべき。そうすれば、世界に日本が反省すべきだという事を知らせる事ができる。俺たち中国人が何万回も言うよりも、そのほうが世界は信じると思う！
・どうりで彼の本が中国で売れて、中国人のファンがいっぱいいるわけだ。
・日本人は、宋時代以降、ずっと漢人に逆らってきた。いっそいま戦争すればいいと思う。
・第二次世界大戦の時、日本では本土決戦がなかったから、真相をしらない日本人が多いんだよ。中国では本土決戦があったから、中国人の記憶にはそれが深く刻まれている。第三次世界大戦では、絶対に日本本土決戦をやってやるぞ。
・西洋人は彼の意見に賛同できないから、ノーベル賞もらえないんだよ。
・歴史を歪曲している事に対して抗議できる人は尊敬する。
・中国は日本の右翼に制裁を加えるべきだ。北朝鮮ではなくて。日本の右翼に生存の余地を与えるな！
・日本の天皇も中国侵略に対して謝罪していない。日本の軍国主義の代表は天皇。村上春樹のような良識ある人がいても、それは日本を代表している訳じゃない。