我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

韓国に厳しかったＩＭＦがギリシャには・・韓国メディアが対応の差を指摘、韓国ネットは「あの時の元凶は米国と日本」「東アジア連合を作っておけば...」

韓国メディア・朝鮮ビズは8日、ギリシャ債務問題と韓国通貨危機当時の国際通貨基金（ＩＭＦ）の対応を比較し、韓国に過酷な条件を突きつけたＩＭＦがギリシャには甘いと分析、その理由を検証した。

1997年の韓国通貨危機の際、ＩＭＦは韓国に25％の高金利や大手金融機関の構造調整などの“過酷な条件”を突きつけた。韓国国内で「無理だ」といった批判や再交渉論が台頭すると、ＩＭＦは第15代大統領選の候補に「資金調達交渉実施覚書」まで結んだ。ところが、そのＩＭＦが先月26日、ギリシャの債務の30％削減が必要などと分析した報告書を公表し、ドイツを含む債権国を悩ませている。

この違いはどこから来るのか。

最大の違いはギリシャがユーロ圏の一員であることだ。ギリシャ問題を正しく処理しなければ、問題が全欧州に波及し、ギリシャを生かすコストよりも大きな政治的・社会的コストが必要となる。これに対して通貨危機当時の韓国は、アジアの辺境の孤立無援の債務者であった。

また、ギリシャではＩＭＦ以外にも欧州連合（ＥＵ）、欧州中央銀行（ＥＣＢ）、ドイツ政府、フランス政府など、様々な債権者が絡み合っている。これが、債務者の交渉力を大きくしている。債権額はＩＭＦ（210億ユーロ）よりもＥＣＢ（270億ユーロ）の方が大きく、ＩＭＦは対ギリシャ交渉を主導することができない。ＩＭＦが最大の債権者だった韓国の際とは、ＩＭＦの発言権に大きな違いがある。

さらに、ギリシャは欧州の精神的・文化的な発祥地であるという点まで利用し「ギリシャなくして欧州統合はない」と、債務の削減を求めている。一貫して弱腰だった韓国とは全く違う。

このほか、ＩＭＦが韓国に強要した条件が厳しすぎたという批判を受け、戦略を修正した面もある。韓国経済研究院のクォン・テシン院長は「ＩＭＦは救済3か月で処方が過剰だと認めたほど、韓国の構造調整はやりすぎだった。その後、ＩＭＦは救済プログラムを最大限、各国の経済状況に合わせるよう、戦略を修正した」と指摘している。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「これだから、グローバルな金づると呼ばれる」

「ＩＭＦは韓国をもてあそんだのか？あの時、全国民は国のために、家にある金を集めたりしたのに、あれは全部ＩＭＦに利用されただけなの？」

「誠実に借金を返す人をバカにしている」

「なぜ韓国がＩＭＦの支援を受けなきゃならなかったか？国民が怠けていたから？その理由を知る必要がある」

「韓国は白人を恐れている。白人は邪悪で狡猾。だが、恐れていてはならない。外交部は白人にもっと強気で対応すべき」

「韓国に覚書を書かせたのは、不正・腐敗・国民性を考慮してのこと」

「ギリシャはＥＵの会員国だから仕方がない。ギリシャのせいでＥＵがボロボロになるのを防ぐため」

「ＩＭＦの要求が過酷だと再交渉が必要とした金大中を罵り、ＩＭＦに協力すべきと報道したのは、他でもない朝鮮日報だった。今さら何を言ってる？」

「韓国のあの時の元凶は米国と日本。ＩＭＦのおかげで今の韓国企業は強くなってる」

「堂々と借金を返した韓国は、やはり自慢の国だ」

「ＩＭＦは米国の金融勢力に揺さぶられ、弱点を見せてしまった韓国が的にされた。狙っていたところ、ちょうどいいカモになった。ギリシャの情勢はヨーロッパが絡んでいて複雑」

「韓国はあの頃、無知だった。ＩＭＦと同じ立場で話し合える人材もいなかった」

「日本や中国と東アジア連合を作っておけば、ＩＭＦも韓国にあんな条件を突きつけることはなかった」

（編集　ＭＪ）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150708-00000047-xinhua-cn