我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

民進党新代表に選出された前原誠司氏が1日、
臨時党大会後に記者会見を行った。


選出後のあいさつで「非常に難しい船出だとの思いを強くした」と語った理由や、
選挙戦で「見直し含め検討する」としていた野党共闘などについて質問が出た。


選出後に「厳しい船出」と語った理由は？


司会：お待たせいたしました。それでは民進党、前原誠司新代表による会見を始めたいと思います。
それではもう質疑から入ってよろしいでしょうか、代表。はい。
それでは質疑から入りたいと思います。社名とお名前を名乗って、
1社1問でお願いいたします。まず最初、幹事社のNHKさんからお願いします。


NHK：幹事社NHKのイナダと申します。よろしくお願いいたします。
先ほどのごあいさつの中で、投票結果を聞いて厳しい船出だというふうにおっしゃいました。
なぜそのように思われたのか、そしてそれを乗り越えるためにどのような党運営、
そして幹事長をはじめとした役員人事を行っていくのか、日程感を含めて教えてください。


前原：まずお待たせしたことを、おわびを申し上げたいと思います。
今、ご質問のあったことでありますけれども、
私が一番やはり自分自身で今回の投票結果で厳しい党運営になるのではないかと申し上げたのは、
白票の多さですね。白票が多かったということについては、
これは大変厳しい党運営になるのではないかという思いを持ったと、こういうことであります。
人事はこれから、先ほど代表にならせていただいたばかりでありますので、
今後考えさせていただきたいと、こう思っております。


白票は「離党予備軍」ということか？


司会：じゃあ次の方。
じゃあ後ろのブロックの一番向こう、ムラカミさん。はい。


テレビ朝日：テレビ朝日のムラカミと申します。関連してお伺いしますけれども、
厳しい船出というふうにおっしゃっていましたけれども、
国会議員の白票が出たことをどのようにご覧になっているのか、
あらためてお聞かせください。これは離党予備軍が出ているという認識でよろしいでしょうか。


前原：今の段階で私がそれに対してコメントをする必要はないというふうに思います。
とにかく新たな体制をしっかり決めて、みんなでしっかりとこの党をもう一度政権交代の高みまで、
皆さんの力で持っていく、そのことに力を注ぎたいと、こう思っております。


10月の補選で野党共闘をどう進める？


司会：じゃあ次、そちらのブロックで2列目の方、男性の眼鏡の方。はい。


日刊ゲンダイ：日刊ゲンダイのイクタです。10月22日の補選についてお伺いします。
これ、3つ取れば非常にインパクトがあると思うんですが、
3つ取るためにはやはり野党共闘、統一候補にしないとなかなか勝てないと思うんですが、
この補選に関して、野党共闘どう進めていくのか。どういう条件が整えばそれができるのか、お答えください。


前原：私も先ほど新たな代表に選んでいただいたばかりでありますので、
まず都道府県連から、各県連からまず状況、お話を伺って、
そして新たな体制の中で相談して決めていきたいと、こう考えております。


どうやって挙党態勢を築いていくのか？


司会：その次。そしたら今の方の隣の女性、はい。


日本テレビ：日本テレビのクロシマと申します。
先ほど白票の多さについて厳しいというふうにお感じになったということでしたけれども、
このような離党予備軍が現在、党内にはいらっしゃるというような状況の中でどうやって挙党態勢を敷いていくお考えなのか、
代表選の中では人事もリーダーの重要な役割だというふうにおっしゃっていましたけれども、
人事を含めてどういった挙党態勢をつくっていくのかをお聞かせください。


前原：はい。繰り返しになって恐縮ですが、先ほど代表に選出をいただいたばかりでありますので、
人事についてはこれから少し考えさせていただきたいと。
この結果も踏まえて考えさせていただきたいと、こう考えております。


2度目の代表就任、前回の教訓をどう生かす？


司会：次、じゃあ真ん中の京都新聞さん。


京都新聞：新聞のスズキです。前回、12年前に一度代表をされて。


前原：はい？


京都新聞：12年前に代表をされて、以来、2回目の代表ということになりますけれども、前回、
いろいろ、メール問題含めて、いろいろあったかと思うんですが、これらの当時の反省、
もしくは教訓を踏まえて、どう臨んでいかれるかっていうのを聞かせてください。


前原：そういった代表時代の失敗、あるいはいろんな経験を積ませていただきましたので、
しっかりその経験を生かした党運営というものを心掛けたいと、こう思っております。


「蓮舫時代」とどういう違いを打ち出す？


司会：次、同じくじゃあ真ん中のブロック3列目の眼鏡の男性、
今、手を上げている方。はい。


J-CASTニュース：J-CASTニュースのアオキと申します。ありがとうございます。
内閣支持率が下がったということを、今日、枝野さんも言っていたんですけれど、
ただ一方で民進党の支持率が上がっていないという現状もしばらく続いています。
ということで、前代表である蓮舫さん時代とどういった違いを打ち出していこうかっていうお考えがおありでしたらお聞かせください。


前原：はい。蓮舫代表の下でも、私が会長にご指名をいただいて、
尊厳ある生活保障総合調査会というものをつくっていただき、
われわれが目指す社会像というものをこの1年間検討してまいりました。
これがベースとして今後新たな体制になるわけでありますけれども、
必ず1年3カ月以内には解散総選挙があるわけでございますので、
われわれとしてはマニフェスト、どういう社会を目指していくのかということも含めた、
国民に分かりやすい像というものを示してまいりたいと、こう考えております。


同性間のパートナーシップ認める制度つくるべき？


司会：はい、ほかに。そしたらこちらのブロックで、じゃあ一番前の。


記者1：ゲイレポーターの酒井佑人です、よろしくお願いします。
前原代表、ご就任おめでとうございます。前原新代表にお伺いいたします。
TBSラジオの番組で同性婚を認める発言をしておられましたけれども、
前原新代表はフランスのPACSのような同性間のパートナーシップを認める新しい制度を作るべきかとお考えですか。
それとも今ある結婚制度を同性カップルにも開放するように変えるのか、そのどちらでしょうか。あともう1つだけ、
どうしても質問したいことがあるんですけども。はい。


前原：はい。わが党は多様性を認める、LGBTを認める、これが基本的な考え方であります。
どういう制度がいいかっていうことについては、今までの議論も踏まえて、私自身どちらにということについて、
今、申し上げる状況じゃありませんので、そういった前提でわれわれの党は考え方を持っていると。
そしてそれをどういうふうにすれば実現できるかっていうことについても党内で議論を深めていきたいと、
こう考えております。


野党再編に積極的に動くことになる？


司会：じゃあその後ろ、ニコニコの。


ニコニコ動画：ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。
前原代表なんですけど、代表選前のことなんですけれども、
報道で民進党の名前にはこだわらないと発言されたと伝えられております。
自民党に対抗するために野党再編についてどうお考えか。
演説でも言及されていたように思うのですが、野党勢力の結集、
野党再編のために積極的に動かれるということになるんでしょうか。


前原：今日、民進党の新たな代表に選んでいただいたわけですので、
しっかりわれわれの理念、政策を高らかに掲げて、
そして、まずは党の再生に取り組むということから始めさせていただきたいと、
こう考えております。
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